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ミステリの祭典

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スネーク・ダンサー
クレイマー警部補&ゾンディ刑事

作家 ジェイムズ・マクルーア
出版日1982年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2011/04/08 17:56登録)
強盗殺人事件が連続して発生する中、ニシキヘビを使うステージ・ダンサーの変死体が発見され、クレイマー警部補は両方の事件を掛け持ちすることになるが、というのがあらすじです。

南アを舞台にした警察小説・クレイマー警部補シリーズを読むのも本書で3冊目ですが、これはちょっと出来が落ちる印象。
ひとつには、各場面の状況描写が分かりずらいこと。翻訳の問題というより、原文がそのように書かれているのだと思う。
さらに、これまでの作品では、南ア独特の社会体制を事件の背景やミスディレクションにするなど、なんらかの形で活かされていたが、本書はそういう趣向がみられなかった。
連続強盗の動機にヒネリがあるものの、これもある程度予想できるでしょう。

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