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ミステリの祭典

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TSUNAMI 津波
災害サスペンス3部作

作家 高嶋哲夫
出版日2005年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 江守森江
(2011/03/21 05:48登録)
東日本大震災が起きた今、震源地が違うだけの予知小説だと断言しよう。
政府や東電の対応まで本作の想定内。
M8の続編的な作品で、こちらは津波被害をメインにしている。
今回まとめて読んだどの作品でも震源地が東北の太平洋沖には設定されていない事と近年の現実の大型震災発生地が結構意外な場所な事を考えると《次》も想定外な場所で発生するのだろう!と思ったら大本命な静岡沖かもしれない。
静岡沖が震源地だと東京でも大津波が発生しそうだし、現住所は確実に被害対象地域だとの実感がある。
資産の保全を早期に済ませ嫁の両親が健在なシンガポールへの移住を本気で検討せねばなるまい。
日本に骨を埋める覚悟でいたのだが、今回の地震で脆くも崩れ去った。
小説を読んで自身を顧みるなんて正に防災サスペンス。
※余談
作者のブログも読んでみたが、この手の作品を連発しているので専門家と勘違いされてしまいテンテコマイしている模様。

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