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ミステリの祭典

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エコイック・メモリ
クロハシリーズ

作家 結城充考
出版日2010年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2011/03/11 10:51登録)
 二瓶勉のSF漫画『BLAME!』のイメージを連想させられた。SFじゃなくて現代を舞台にした警察小説なんだけど。
 「携帯電話とインターネットが現代ミステリの成立を困難にした」と言われて久しいけれど、その一方でそれらを前提としつつ新たな地平に向かっている作品もちゃんとある。しかもラノベ系ではなく骨太な文体で(ここが重要)。
 ところで、いつのまにか作中のPCやネットの用語がそこそこ理解できている自分を発見。2年前なら斜めに読み飛ばしていたところ。
 あと、前作を読んだ時からずっと作者名を結城充「孝」だと誤認していたことも発見。

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