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ミステリの祭典

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都知事選の勝者

作家 高山聖史
出版日2011年03月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 江守森江
(2011/03/25 23:08登録)
作者本来の得意分野である選挙サスペンスに戻った事は非常に喜ばしく、実在の人物を想起させる主人公のライバル達(石原慎太郎&そのまんま東)にニートのカリスマ・ブロガーまで加えた選挙戦は実際の都知事選より格段に面白い。
選挙は表舞台より裏事情の方が面白いのは間違いなく普通に描けばハズレは少ない、その反面で多くの既存作品(ドキュメントや暴露本含む)で裏事情は暴露されていて新ネタが少ない事も間違いない。
その面も時代に即した手口を組み込みクリアーしていて面白い。
※余談パート1
石原慎太郎都知事の「津波は天罰」発言は撤回されたが本音なのは間違いない!(言い方が下手過ぎ)
私は東日本大震災が天罰とは思っていないが、平和ボケした日本国民への《痛みを伴った自然界からの大警告》だと思っている。
いつ何時、東日本大震災を越える規模の東海大震災や富士山の大噴火等が起こらないとも限らないのだから・・・・。
余談パート2
今回の都知事選で「そのまんま」とだけ書いて投票したらどうなるのだろう?
現職を〈そのまんま〉として石原慎太郎の票になるのか?
そのまんま東(東国原)の票として扱うのか?
判別不能で無効なのか?
そして実際にそんな投票があるのか?
開票翌日のニュースが楽しみだ。

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