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ミステリの祭典

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週刊女性セブン 2011年3月10日号

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日不明
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 江守森江
(2011/02/25 08:10登録)
何で「ミステリの祭典」で女性週刊誌を取り上げるのか?疑問に思った方々も多いだろう。
讀賣新聞の下段広告欄に本誌の広告があり、なんと!今をトキメク本格ミステリでは稀有なベストセラー東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」の最新読切続編が掲載されていると大きく書かれていた。
早速コンビニに出向き「週刊少年サンデー」(名探偵コナン)の立ち読みついでに読んで来た。
何で本格ミステリの短編集がベストセラーになったのかがハッキリした事に意義があった。
表紙イラストに執事×お嬢様設定が妙齢の女性達に受けた事がヒットの最大要因で、発行元の小学館も同様な分析をして更なる商業展開を目論んでいるのだろう。
それにしてもオヤジ世代向けのギャグ連発で読者を限定してきた東川篤哉の短編を読む為にコンビニで女性週刊誌を立ち読みする時代が到来するとは思ってもみなかった(若いアンチャンが先に立ち読みしてたのも驚きだった)
採点は純然たる週刊誌なので本来は基準点の3点だが、勇気を振るって立ち読みした自分へのご褒美で2点加点した。
※これだけベストセラーになれば次の短編集は待たずに出版される筈なので、特別な東川ファン以外は敢えて今(女性週刊誌で)読む必要性を感じない。

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