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ミステリの祭典

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奥信濃鬼女伝説殺人事件

作家 梶龍雄
出版日1989年07月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 こう
(2012/04/23 23:52登録)
kanamoriさんの書評通りでシラケ姫シリーズ以上の言語センス、文体がとにかく凄まじいとしかいいようがありません。版元の要請なのか主人公が男だともっと売れないと判断したんでしょうかなんでこんな文体にしたのかわかりませんが当時でも読みづらかったんだろうなあと思います。
 登場人物とストーリーの流れからは犯人は予想し易いです。作者のやろうとしたこともよくわかりますけど結構綱渡りなプロットであまり感心するものではありませんでした。
 文章はある意味最大の破壊力があるかもしれません。 

No.1 5点 kanamori
(2011/01/14 17:43登録)
探偵助手のアルバイトに採用された女子大生の視点で展開する物語は、奥信濃・秋山郷にある観光ホテル女性経営者の殺人事件を主とした本格編。
この女子大生の語り口が、変な若者言葉の連発で読むのが痛い。しかし、タイトル・設定とも火曜サスペンス劇場風ですが、さりげない伏線張りまくりで、まずまずの本格パズラーだった。まあ、意外な犯人像は定番と言えば定番ですが。

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