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ミステリの祭典

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キングの死

作家 ジョン・ハート
出版日2006年12月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 蟷螂の斧
(2015/05/03 17:42登録)
裏表紙より~『失踪中の辣腕弁護士が射殺死体で発見された。被害者の息子ワークは、傲慢で暴力的だった父の死に深い悲しみを覚えることは無かったが、ただ一点の不安が。父と不仲だった妹が、まさか…。愛する妹を護るため、ワークは捜査への協力を拒んだ。だがその結果、警察は莫大な遺産の相続人である彼を犯人だと疑う。アリバイを証明できないワークは、次第に追いつめられ…。』~

デビュー作とは思えないほど良くできていますね。物語で明らかになってくる、ある題材があまりにもアメリカ的であり、日本では中々受け入れにくいのかも。また、登場人物全員に癖があり、あくが強い。全体の雰囲気も重く暗い。この辺も一般受けがしなかったのかもしれません。しかし、内容は密で濃い600ページでした。

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