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ミステリの祭典

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謀られた騎手

作家 安部譲二
出版日1992年01月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/12/25 18:00登録)
明日は有馬記念&ボクシング亀田兄弟のW世界戦。
2つ共通で思い浮かんだのがヤクザ作家の安部譲二。
本作はスポーツ新聞連載作品らしくスラスラ読める以外褒めようがないサスペンス小説。
しかし、今年没した名馬オグリキャップの引退レースだった「有馬記念」(←フジテレビの実況に混じる大川慶次郎のライアンの濁声でお馴染みのレース)はデキレースだったとの説を小説にし物議を醸した事は非常に印象深い。
オグリキャップは有馬記念前の同距離の条件戦より勝ち時計が遅く、上がりも冴えないレースで勝利し引退の花道を飾ったが、レース自体は断じて社会現象になる程の内容ではない。

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