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ミステリの祭典

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無貌伝 ~人形姫(ガラテア)の産声~

作家 望月守宮
出版日2010年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2019/01/18 23:38登録)
ヒトデナシと呼ばれる、特異な能力を持つ精霊的存在の一体である「無貌」のシリーズ第3作です。島で起こる連続「殺人」事件の顛末ですが、断絶と水のヒトデナシである踏果(ふみはて)によって、その島が外界から隔離されているためクローズド・サークルになっているという設定です。しかし、これは評価に困る作品でした。
ファンタジーとしては、命をふきこまれた人形たちがなかなか魅力的ですし、クライマックスなどほとんど『デビルマン』をも思わせるような迫力で、おもしろかったのです。しかしミステリとしては、あまりにご都合主義で論理的欠陥も多いのです。ダミー解決を示した後の第2部の仕掛けは意外ではあるものの、なぜそんなことをという点の説明が全くついていません。落とした紙がなくなっている理由だけはなるほどと思えましたが。
とりあえずファンタジーとしての出来を考慮して、この点数。

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