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ミステリの祭典

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凍てついた7月

作家 ジョー・R・ランズデール
出版日1999年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2011/06/05 22:25登録)
忍び込んだ強盗を正当防衛で射殺した主人公が、逆恨みで強盗の父親から家族を狙われることになるという序盤の展開までは、よくある正統サスペンスかと思っていたら、突如ストーリーが変な方向に急展開して引き込まれた。
文体も最初はシリアス一辺倒な感じだったのが、構図が変わると共にハップ&レナードものを思わせるくだけた語調になってくるのが面白い。
文庫で250ページほどなので読み応えという面では物足りないけれど、毛色の変わったサスペンスを求める人にはお薦め。

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