home

ミステリの祭典

login
死体は語る
上野正彦

作家 評論・エッセイ
出版日1989年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2010/10/22 14:08登録)
テレ朝「徹子の部屋」本日のゲストが著者な事をテレビガイドで知り前もって代表作でベストセラーな本作を図書館で借りて読んだ。
実例を題材にした法医学ガイド的エッセイで、数々のエピソードがドラマや小説に転用されている。
ベストセラーらしい面白さと既視感のあるエピソードでサクサク読める。
書かれた時代には新たな捜査手法だったのだろうがCSIのドラマシリーズでの技術的進化スピードを観せられると新しさは感じなくなりつつある。
その一方で実際の日本では施設や予算面等で法医学捜査が置き去りにされている感がある。
また、別方向から法医学に問題提起している海堂尊と平行して読めばより理解が深まり楽しめるだろう。

1レコード表示中です 書評