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ミステリの祭典

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鉛を呑まされた男
ニコラ・ル・フロック警視シリーズ

作家 ジャン=フランソワ・パロ
出版日2009年08月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2010/10/19 06:21登録)
AXNミステリーでドラマ化作品の放送があり何となく録画したので、視聴したら結構本格ミステリ風で面白い作品だった。
今回放送予定の3作品はどれも原作があり翻訳出版されているので図書館から借りておさらいした。
18世紀、ルイ15世統治下のパリを舞台にした一種の宮廷ミステリーで、ニコラ・ル・フロック警視が事件に挑む(ドラマでは侯爵を引き継いだ設定)
原作は思ったとおりの歴史ミステリー風作品に、18世紀の王政下である舞台設定をも活用した本格ミステリの融合作品だった(フランス版捕物帖)
適度な(犯人に直結しない)科学捜査に貴族間の入り組んだ勢力争いなど、かえって本格ミステリには持って来いな時代設定だと考えさせられた(CSIシリーズ等に慣れると、現代を舞台にした作品で科学捜査に手抜かりがあると感じると落胆を禁じ得ない)

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