home

ミステリの祭典

login
余計者文学の系譜
北上次郎

作家 評論・エッセイ
出版日1999年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 Tetchy
(2010/10/03 18:37登録)
非常に評価の難しい本だ。
これは所謂“反則本”である。本書は、単に作者が各雑誌・文庫などに書き綴ってきた解説・評論を寄せ集めて1つにしただけなのだ。従って時折、内容の重複が見られ非常に見苦しい乱暴な作りになっている。
しかし、内容はやはり北上次郎、面白いし、その読書作法には感心させられる。その広域な、悪く云えば手当たり次第な読書は、好きな物(者)は好きという実直さが見受けられる。
それが故に勿体無いのだ。

1レコード表示中です 書評