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ミステリの祭典

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ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう
植草甚一

作家 評論・エッセイ
出版日1978年11月
平均点2.00点
書評数1人

No.1 2点 Tetchy
(2010/10/01 22:31登録)
本作が日本推理作家協会賞を受賞したのは、現在、雨後の筍のように乱立するミステリ評論家たちの、黎明を表す作品であるからだと解釈できる。つまり、片意地張らずにもっとざっくばらんに胸襟を開いてミステリを語ろうといった姿勢が当時最も斬新だったのだろう。
しかし、今読んでみれば単なる古本の収集狂の茶飲み噺である。
今であれば、北上次郎、池上冬樹などといったもっといい評論家はいる。確かにいまや伝説の如く語られている海外作品の多くは興味を惹かないでもないが。

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