home

ミステリの祭典

login
冒険小説の時代
北上次郎

作家 評論・エッセイ
出版日1983年09月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 kanamori
(2010/10/06 18:59登録)
「本の雑誌」の目黒孝二氏が北上次郎名義で出した冒険小説の初の書評集。
書かれたのが80年代の初頭、国内の冒険小説界の黎明期であるだけに、当初は、西村寿行など若干ジャンル的に違和感のある作家が含まれるが、志水辰夫、船戸与一らが出てきて俄然熱気を帯びた書評になっています。冒険小説に対する捉え方が作者自身不安定であるところを隠さず、徐々に”活劇小説”に収斂していく過程など興味深く読めました。

1レコード表示中です 書評