ミステリーファンのための古書店ガイド 野村宏平 |
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作家 | 事典・ガイド |
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出版日 | 2005年01月 |
平均点 | 4.50点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 4点 | 江守森江 | |
(2010/08/24 13:13登録) 大学時代長期休暇(主に春・冬、夏はバイト)に日本全国公営ギャンブル場巡りをしていた。 深夜バスや青春18きっぷを利用し移動費は抑え、宿泊場所は知人宅やサウナなどを利用した。 同時に、その土地のパチンコ店(当時は地域特性があった)と古本屋(半分セドリ目的)を巡っていた(電話帳と地元の地図を利用) その当時に発行されていれば必携書だったのだが! 高額覚悟ならネット・オークション、読むだけでOKなら図書館ネットワーク(今の私はコレ)、マニア本なら逆に掘り出し物があるブックオフ、と昔ながらの古本屋は利用者側のメリットが激減した(近所の古本屋も店舗販売は苦戦しネット販売にシフト中) たしか四年前だったが、書店で見かけ昔訪れた地方の古本屋が生き残っているか懐かしく眺めたが実用書として購入する気には全くならなかった。 種を問わず流通業はネットと大型チェーンの普及で消費者は便利になった反面、中型以下の小売店は壊滅寸前な気がする。 ※私的な東京古書店街ガイド(何ら役に立ちません) 神保町の古書店街はお茶の水駅から坂を下って三省堂で右折し神保町交差点を一度行き過ぎて引き返し、交差点を左折して水道橋駅に至る巡回ルートが効率的だった(近年、閉店により刃こぼれしている) 早稲田の古本屋地帯は購入し重くなる本を持って歩くには坂と点在に問題を抱える。 巡るには体力と覚悟が必要。 |
No.1 | 5点 | mini | |
(2010/08/24 10:29登録) たまにはこういうのもいいでしょ これは書籍のガイドではなくて、あくまでも古書店のガイド本 なんたって北海道から沖縄まで著者が実際に古書店を巡り、 名前が載ってるだけなら細かい古書店まで紹介している しかも学術専門古書店などミステリーを置いてないような店は掲載せず、あくまでもミステリー古書を探すという視点が貫かれている だから神田神保町や早稲田古書街といった古書店密集地帯の章などは、ミステリーを重点的に扱う店に絞り込んでおり、案外と紹介している店が少なくて、かえって地方の方が細かいところまで拾っているくらい 笑えるのは著者の経験から、リュックを背負った古書探しの旅の服装まで指南している、うわっ本格的な奴 きっと目ぼしいのは野村さんがみんなごっそりさらってしまったんだろうから、この本を見て今から行っても、特別な珍品はもう無いんじゃないかな それにしても、内容は古書店ガイドなのに、この本の発売直後に新刊で買った相当おバカな私 |