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ミステリの祭典

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アガサ・クリスティーの秘密ノート
アガサ・クリスティー&ジョン・カラン

作家 評論・エッセイ
出版日2010年04月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/08/15 14:01登録)
上・下巻に渡るクリスティーの創作ノートを解読しながら主だった作品を考察した評論。
オマケとして最後に発見された原稿を(解読して)作品に仕上げた物が付録にある。
創作ノートが土台なので深くマニアックに考察され、クリスティーの研究論文を読む感じになる。
しかも、ネタばれ注意と最初に作品名を提示しながら注意を促してはいるが、クリスティーの主要作品をほぼ読破してからでないと確実にネタばれ被害を被る。
オマケ短編も特筆するに値しないので、クリスティー・マニア以外は迂闊に手を出すべきではない本。
逆に、ほぼ全作を読破したマニアには必読書でもある。

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