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ミステリの祭典

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平賀源内捕物帳

作家 久生十蘭
出版日1949年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/08/12 18:17登録)
「顎十郎」と並ぶ作者のもう一つの連作捕物帳。
博識で合理的精神の持ち主・源内先生が不可解な事件を解決する全8編を収録しています。
雪中の足跡のない殺人「萩寺の女」や、同日同時刻同一人物によって江戸、大阪、長崎で殺人が起こる「長崎物語」など、突飛な謎の提示は長けています。連作後半の作品は、なぜか目明しの姪っ娘が主役になって源内が脇役になってしまうのが惜しい。

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