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ミステリの祭典

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現代海外ミステリ・ベスト100
仁賀克雄

作家 事典・ガイド
出版日1991年11月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 6点 mini
(2010/08/06 09:54登録)
Tetchyさんの書評を見て驚いて便乗しました
実はこの本、私も登録しようかなと思っていたので
これもTetchyさんの書評通りで、文庫の版型で上下二段組に見開き2ページで1作というスタイルだけど、上下二段組の必要性が疑問だし、解説も粗筋紹介に大部分が割かれ、肝心の紹介文の部分がイマイチ魅力に欠ける
それと各書評の配列順が、作品題名のアイウエオ順て・・
もっと適切な配列順はなかったんだろうか

多分同じ仁賀克雄だし「海外ミステリ・ジャンルベスト100」と対になってるのだろう
「海外ミステリ・ジャンルベスト100」・・・基礎編
「現代海外ミステリ・ベスト100」・・・応用編てな感じでね
発行年を見ると「現代」の方が先だから、「ジャンルベスト」の方は思い切り入門向きにしたんじゃあるまいか
「ジャンルベスト」の方はあまりにも基本図書的な選択なんで、海外ものは全く読んでない読者にしか参考にならないだろうし
それだけこの「現代海外ミステリ・ベスト100」が、作品選択という意味だけなら、よく出来ているという事だと思う
仁賀氏は作品選択のバランス感覚だけは絶妙だからね
一言で言うならまさに”過不足なし”
つまりこの本で挙げられている100冊よりも範囲を広げてしまうと、ちょっとマニアックになり過ぎる
それでいてこのガイド本が出た当時の現代海外ものの重要なところは全て押さえてある
ジャンル的にも各ジャンルをバランスよく配分しているし
海外ものはクリスティ、カー、クイーンくらいしか読んだことがないという読者には実用的で適切な参考書だ

No.1 8点 Tetchy
(2010/08/05 21:27登録)
まだミステリ初心者だった頃に読んだ本書は非常に参考になった。
今読むと文庫の版型で上下二段組に見開き2ページで1作を紹介している内容は実に消化不足で食指をそそられないところがあるが、当時はこれだけで読書欲の渇望感が満たされたものだ。
刊行当時に最新刊として刊行された海外ミステリが俎上に載っており、今では絶版のものの多いが、今でも貴重な資料の1つとして座右に置いている。

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