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ミステリの祭典

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八甲田山死の彷徨

作家 新田次郎
出版日1971年01月
平均点2.00点
書評数1人

No.1 2点 江守森江
(2010/07/23 09:45登録)
猛暑対策に極寒を描いた作品を!
「八甲田山」のタイトルで映画化された。
日露戦争下での軍事演習を描いた(実話を基にしている)ノンフィクションに近いフィクション小説。
軍事支配下での極限状態で「人間はどの様な行動をするのか」を描いた山岳小説の金字塔的作品。
しかし、戦争絡みな山岳冒険小説で、自然との闘いを描いたサバイバルは私的なミステリーの範疇外にある、よってポリシー通り2点。
子供の頃に「八甲田山・遭難ごっこ」が流行った位に映画がヒットした事が懐かしい。
今では、北朝鮮(独裁政権)でもあるまいし現代日本の若者が、お国の為に人生を捧げるなんて到底考えられない。
そう考えると今の若者が読んだら単なるナンセンス小説でしかないのかもしれない。

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