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ミステリの祭典

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このミステリーがすごい!’88年版
別冊宝島編集部

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日2001年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/07/23 18:55登録)
「東西ミステリーベスト100」が出た2年後、創刊号である「このミス’88年版」を本屋で見つけ即購入した。
アンケート回答者は国内編26名(団体)海外編13名で少数精鋭?の感がありますが、回答者に鮎川哲也や大沢在昌のビックネームも入っています。(アルバイト探偵シリーズが15位にはいっていますが、大沢は海外部門の投票のみに参加)

海外部門で、ベストセラーの「推定無罪」を差し置いて、渋めのトレヴェニアンが1位というのはいかにも「このミス」らしいところ。
国内部門は、時勢がら冒険・謀略ものが幅を利かせているものの、デビューしたての新本格第一世代2名がベストテン入りという快挙。

回答者・鮎川先生は6作全て新本格作品を挙げ、コメントに曰く「かつて本格ものの作家は文章力が劣るといわれたが、この新人たちは揃って達筆云々」というのは、当時の書評家の論調と比べると相当違和感があります(笑)。

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