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ミステリの祭典

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野球賭博師

作家 邦光史郎
出版日1983年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 江守森江
(2010/07/20 14:35登録)
図書館で棚の前をブラブラしてたら時節柄非常に興味深いタイトルが目に付いた。
力士相手ではないが、野球賭博の仲介役をしながら八百長を画策する話で、約40年前に書かれた作品だった。
プロ野球でも「黒い霧」事件があったし、今年も各界だけでなく台湾プロ野球でも問題になった。
暴力団が仕切るのが問題だが、賭博としては研究意欲をそそり、競馬等の公営競技より格段に面白いのは間違いない。
金を張っての野球観戦も面白さ倍増で野球賭博にハマった大嶽親方の気持ちも理解出来る。
裏の世界で長年に渡り綿々と続いている事が面白さを実証している。
サッカーくじ(toto)より、野球賭博を文科省直轄(天下り団体は駄目)の公営ギャンブルにしてしまえば、こんな事にならなかっただろう!
収益金を高校無償化や科学研究費財源にすれば良いと思う(こんな法案はどの党も提出しないのは承知な上でのヨタ話)

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