home

ミステリの祭典

login
野鳥の会、死体の怪
鳥シリーズ

作家 ドナ・アンドリューズ
出版日2002年03月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2016/08/28 00:46登録)
(ネタバレなしです) 2000年発表のメグ・ラングスローシリーズ第2作はどたばたぶりはデビュー作に比べると多少落ち着いた感はあるものの、ユーモア溢れる会話や快調なストーリーテンポは相変わらずのコージー派の本格派に仕上がっています。ただリアリズムにそれほどこだわらない私でもさすがに本書の状況設定には不自然さを感じてしまいました。だってバードウォッチャーがそこらじゅうにいるということは、どこで双眼鏡で見られているかわからないということですよね。そんな中で犯人は敢えて殺人を実行するかなあ。そういう不信感を抱きながら読んでしまったので、前作ほどには無条件で楽しめませんでした。

1レコード表示中です 書評