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ミステリの祭典

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政界献金部長

作家 豊田行二
出版日1989年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 江守森江
(2010/08/28 02:35登録)
小沢一郎・民主党代表選出馬記念書評。
政治献金を巡る内幕小説で、かろうじてミステリーの範疇に含める。
政治の世界には表に見える人間もいれば、影の存在ながら影響力の極めて強い人間もいる。
影の存在にスポットを当てると普段見えない物も見えてくる。
政治家の本音と建て前を見分けるのも有権者の洞察力や推理力なのだから政治その物がミステリーでもある(多数の有権者がこのレベルにあれば政治は腐敗しなかっただろう!)
政治と金の問題が持ち上がる度に注目されてもよい作品で、政治腐敗が根絶しない限り埋もれることのない稀有な作品だと思える(小説として面白い訳ではない)
※余談
小沢一郎の政治手法は田中角栄譲りなので政治と金の問題とは決別出来ないだろう!
何処から四億円が湧いて出たのだろう?
母親から小遣いを貰っていた鳩山兄弟の方がクリーンに思えるから笑いを禁じ得ない。

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