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ミステリの祭典

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闇への供物

作家 千草忠夫
出版日1984年11月
平均点2.00点
書評数1人

No.1 2点 江守森江
(2010/07/10 21:31登録)
団鬼六と並ぶ官能SM文学の巨匠の大作。
同じ供物でも虚無と間違えて闇の方から入門してしまったのが人生をあらぬ方向に向けてしまった。
女を供物として扱う姿勢はやや男性側の論理なので団鬼六と違い女性ファンは少ない。
暴力的ではないがキッチリ肉体調教する描写は刺激的。
翌々考えると大藪春彦や勝目梓より男女関係に暗黙の了解があり馴染み易い。
バイオレンスに愛は無いがSMには愛がある。
浮気を白状させる為の羞恥責め等はスパイ小説の拷問と同じでスリリングな事に気付いた。

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