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ミステリの祭典

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維納の森殺人事件
草葉宗平シリーズ

作家 高柳芳夫
出版日1984年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/06/30 20:34登録)
日本大使館書記官・草葉宗平を探偵役に据えた本格ミステリ。
連作短編集「ベルリンの柩」ではボン駐在の設定でしたが、今作はウイーン駐在で、物語の進展に伴いパリ、ジュネーブなど近隣諸国を飛びまわっています。
ミステリの趣向として、密室状況のホテルの一室からの人間消失、顔のない死体、幻の女など詰め込み過ぎの感がありますが、終盤になって真相が二転三転する様などなかなか骨太の本格編になっています。

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