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ミステリの祭典

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ワールドカップ殺人事件

作家 ペレ
出版日1990年09月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/06/27 00:23登録)
南ア・W杯、日本代表・決勝トーナメント進出オメデトウ記念!
昨日、図書館に出向いて読んで来た。
作者名にサッカーの‘王様’ペレ(とんねるずの木梨がよく番組でマガイモノなサインをしている)を引っ張り出したが、実作はゴースト・ライターのハーバート・レズニコウ(正直知らない作家)
ペレが書いたのならどんなにミステリーとして駄作でも許されるのだろうが、ゴーストで先の読めるフーダニットでは褒めようがない(3点)
それでも、技術面&戦術面の濃密なサッカー描写はペレの監修が活かされ、スポーツエンターテインメントとしてなら楽しめる(1点加点)
しかし、そのサッカー部分の技術&戦術が現在では格段に進歩してしまい、時代を考慮しながら読まなければならないのは皮肉といえる。
どうせなら、小説での決勝戦の組合せをブラジル(ペレ)対アルゼンチン(マラドーナ)にしてほしかった。
※余談
野球界なら‘ミスター’長嶋茂雄(読売新聞・発行部数世界一に貢献大)が「日本シリーズ(天覧試合でも可)殺人事件」を書いた様な物だと考えると出版されただけでも凄い。

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