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ミステリの祭典

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勝手に来やがれ
ステファニー・プラム

作家 ジャネット・イヴァノヴィッチ
出版日2010年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点
(2013/02/12 20:40登録)
内容を知らずに図書館から借りてきたのですが、なんと季節にぴったり、バレンタイン・デーにちなんだ話でした。嘘っぽい偶然はバカミスだけでなく、現実にもあるものなんです。アメリカのバレンタイン・デーですから、もちろん日本みたいなチョコレート会社主催日ではなく、愛の告白の日。
本作は、保釈逃亡者を捕まえるバウンティハンター、ステファニー・プラム・シリーズ中でも番外編で、ほとんどミステリという感じはしません。捕まえるべき行方不明保釈人は恋愛相談アドバイザーで、その保釈人の仕事を引き受けなければならなくなったステファニーと、話を持ち込んだ超能力者(なんでしょうね)ディーゼルのコンビの奮闘ぶりが、ユーモラスに描かれて、楽しく仕上がっています。恋愛悩み相談というと、クリスティーのパーカー・パインもの短編にも通じるところがあります。まあ途中で殺し屋が出てきたりもするんですがね。

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