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ミステリの祭典

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やっつけ仕事で八方ふさがり
ステファニー・プラム

作家 ジャネット・イヴァノヴィッチ
出版日2003年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2019/04/07 13:27登録)
保釈保証会社の逃亡者逮捕請負人ステファニー・プラム・シリーズは、第6作から第9作までは原題だけでなく邦題にも第何作かを示す言葉が使われていて、本作が第8作ということは、すぐわかるようになっています。
で、その内容ですが、今回はかなり不満もありました。同業のレンジャー、モレリ刑事の2人との関係だとか、新登場のクラウン弁護士のキャラとか、楽しませてくれる要素はいろいろあるのです。悪役が早い段階から明らかになっているのも、作品のタイプからすれば全く問題ありません。しかし、イーヴリンが逃亡(保釈とは関係なく)した理由の解明や、事件の最終決着が、ステファニーの知らない間にレンジャーがやってしまっていて、詳細が全く説明されないというのでは、安易としか言えません。笑いのネタも、既読作に比べると、ウサギ男のセリフ部分を除くと、ちょっと無理やり感があります。

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