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ミステリの祭典

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モーおじさんの失踪
ステファニー・プラム

作家 ジャネット・イヴァノヴィッチ
出版日1998年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2014/08/14 18:50登録)
本作は英国推理作家協会のシルヴァーダガー賞を獲ったステファニー・プラム・シリーズ第3作です。第3作であることは原題からもわかることで、”Three to Get Deadly”、使われる数字がシリーズ番号を示しています。
イヴァノヴィッチを読むのは2冊目ですが、前回は番外編だったので、本来のシリーズ・スタイルは本作が初めてということになります。で、感想はというと、なるほど、これなら巻末解説に出てくるパレツキーやグラフトンとの比較も可能かなというところ。ただし、この作者の持ち味であるユーモアが、中心となるモーおじさん失踪事件と結びついていないことが多いのも確かです。軽トラックや髪の毛、チキンなどの印象に残るギャグは、モジュラー型的にステファニーが並行して扱う小事件の方に関係しているのです。削除してもミステリの本筋には影響ないのですが、中心事件はかなりシリアスな真相ですので、しかたないのかもしれません。

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