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ミステリの祭典

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第三面の殺人

作家 カルパナ・スワミナタン
出版日2010年06月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 nukkam
(2010/10/25 17:32登録)
(ネタバレなしです) インドの女性作家で外科医でもあるカルパナ・スワミナタン(1956年生まれ)によるラッリシリーズの長編第1作で2006年に発表された本格派推理小説です。確かに会話重視のプロットだし正統派スタイルの犯人当て本格派推理小説ではありますが「インドのクリスティー」という宣伝にはあまり期待しない方がいいです。肝心の会話がギクシャクしてとても読みにくい上に事件が中盤まで起こらない展開なので読むのが辛かったです。第8章の躍動感ある舞踏の場面など読ませる個所もあるのですが。推理説明もあまり整理できておらず最後までよくわかりませんでした。密室の謎がわずか数ページで解けたのだけは覚えています。

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