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ミステリの祭典

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五冠馬の謎

作家 赤木駿介
出版日1981年05月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/05/30 03:07登録)
後に「蒼い天馬」と改題して復刊した。
この作品を書いた当時の作者は競馬評論家で、本業は競馬専門紙「競馬ブック」への予想掲載だった。
そして徐々に作家に転身し競馬小説や歴史小説で一応の評価を得た。
シンザン(実在の五冠馬←東京オリンピック時代のディープインパクト)に次ぐ五冠馬(もはや死語)を目指すジェミニとそれを阻もうとする敵対馬主、さらにジェミニに瓜二つな人工受精馬の謎を二本柱に愛憎渦巻く競馬サスペンス。
現実世界で競走馬を人工受精生産すれば馬産ビジネスが崩壊するだけに厳重に対策されていてリアリティに欠けるし、発想自体は安易に浮かぶので褒めようがない。
そして作者も自覚したのかミステリー分野からは早々に離れた。
※余談的トリビア
五冠馬とは、日本の競馬世界でのみの表現で、皐月賞・日本ダービー・菊花賞のクラシック三冠に加えて天皇賞・有馬記念を制覇した馬の事。

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