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ミステリの祭典

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暗号馬激走す

作家 高本公夫
出版日1985年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 江守森江
(2010/05/30 01:08登録)
本日は第77回「日本ダービー」デー。
本来なら「ダービーを撃つ女」を書評するのだが(3月にしているので)ほぼ同系統な実践的暗号解読型馬券ミステリーなこの作品集を取り上げる。
「大レースには影に隠され仕組まれた演出があり、それを解読すれば馬券で大儲け出来る」を作者は標榜していた。
そして、その暗号解読パターンが、文学的素養や常識を必要とする辺りに知的好奇心をくすぐられて感化された。
こちらは4編からなるが、レース終了後の後付け解釈小説なので残念ながら「ダービーを撃つ女」には到底及ばない。
※余談
作者は早逝したが、生きていたら9・11テロの年の有馬記念で「マンハッタンカフェ→アメリカンボス」を予言した小説を発表していたか?興味は尽きない。

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