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ミステリの祭典

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冒険小説ベスト100
北上次郎

作家 事典・ガイド
出版日1994年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2010/05/29 13:16登録)
苦手分野である冒険小説を開拓するつもりで手にとってみました。
ベスト100には、海外の「鷲は舞い降りた」「ナヴァロンの要塞」、国内の「海狼伝」「飢えて狼」など妥当なもののほか、柴田練三郎の「眠狂四郎」など、意外なものもランクインしてあります。個人(北上次郎氏)が選んだベストなので、その対象も自分なりの基準なのでしょう。
一般的に評価の高いハメット、チャンドラーなどのハードボイルド作品や、スパイスリラーである「ジャッカルの日」などは紹介されていません。ジャンル外として意図的に外したのであれば予想外です。主人公である男が自己のルールを曲げないということが冒険小説の定義(本書中にこれに近いことが書いてありました)であれば、一般的なハードボイルド作品も入るはずです。もちろん、たんに著者がベスト100として認めていないだけなのかもしれませんけどね。
とりあえず、なんとなく読みたいなという程度の作品は抽出できたのでよかったです。

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