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ミステリの祭典

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心では重すぎる
佐久間公シリーズ

作家 大沢在昌
出版日2000年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/05/28 20:24登録)
舞台が新宿なら警察ハードサスペンス、六本木なら軽ハードボイルドという一応の棲み分けが出来ている著者の小説。ということで正統派ハードボイルド佐久間公シリーズ第6作の舞台は渋谷です。
単行本で750ページの大作で、出版時はおそらく「読むには重すぎる」なんて言われたことでしょうね。
漫画界を中心に若者サブカルチャーの話題が満載されていて、ちょっといままでと勝手が違いますが、読み進めればいつもの大沢節が味わえます。主人公は作者の分身のようで、その主張はオジサン臭い感じも受ける。佐久間公もそれだけ年齢を重ねたということでしょうか。

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