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ミステリの祭典

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Where Echoes Live
女私立探偵シャロン・マコーン

作家 マーシャ・マラー
出版日1991年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2024/05/08 00:06登録)
シャロン・マコーンのシリーズとしては、夫君プロンジーニとの合作『ダブル』も含めれば第12作。
原題の「山の精が住む場所」とは、舞台となるカリフォルニア州北東部、ネヴァダ州境から数マイルのモノ湖のあたりのことであることが、冒頭部分に書かれています。本作ではだいたい Tufa Lake(石灰華湖)としています。シャロンは環境保護団体からの依頼により、土地買い占めを画策する企業への反対運動に有利な証拠を得るための調査にやってきます。大きく3部構成になった第Ⅰ部が「石灰華湖」、第2部は「サンフランシスコ」、第3部がまたモノ湖付近に戻る「火の山」になっています。ちょっとしたミスリーディング、スペクタクルなクライマックスなど、なかなか楽しめました。
シリーズ初期のシャロンの鳥恐怖症はほとんどなくなっていることが、はっきり書かれているのには、笑えました。

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