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ミステリの祭典

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金塊船消ゆ

作家 多島斗志之
出版日1987年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/05/08 15:56登録)
初期の謀略系冒険サスペンス。
戦後40年たって届いた手紙は、フィリピンの海岸で焚かれた4つの火に関するものだった。
今作は、米ソ謀略戦などの国際的スケールの物語ではなく、戦争中に沈められた金塊を探す話ですが、多島作品らしくミステリ趣向が施されていて最後はどんでん返しが待っています。
現在この手の主題で書けばもっと長大なストーリーになると思いますが、後半コンパクトにまとまってしまったのは惜しい。

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