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ミステリの祭典

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死体が転がりこんできた
私立探偵マイケル・シェーン

作家 ブレット・ハリデイ
出版日1961年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2011/01/09 13:37登録)
赤毛の私立探偵マイケル・シェーン登場のシリーズ6作目。
「死の配当」の令嬢フィリスがその後シェーンの妻兼秘書になっている時期の作品です。
マイアミにあるシェーンの探偵事務所に、旧知の同業者が死体となって転がり込む発端からテンポよく読ませます。発表時期が戦時中のため、ドイツ・スパイや軍の機密書類漏えい事件などがミスディレクションに使われていたりします。
結末の意外性充分で、単なるB級ハードボイルドではなく、予想以上にミステリの骨格を備えた作品だった。

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