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ミステリの祭典

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裏切りの日日
百舌(公安警察)シリーズ

作家 逢坂剛
出版日1981年02月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 zuso
(2025/05/09 21:38登録)
ビル最上階の役員フロアに立て籠もり、身代金を奪った犯人がエレベーターに乗り込むがそのまま姿を消してしまう。同じ頃、大物右翼がスナイパーによって狙撃された。
狙撃事件と人間消失を扱った本格ミステリ的な謎を絡ませた作品。物語の中心となる公安刑事が強烈な存在感を見せる。

No.1 6点 こう
(2010/05/01 01:48登録)
 一時期はまっていた逢坂剛の処女長編です。(実際はカディスの赤い星の執筆の方が先の様ですが)
 ハードボイルド、悪徳警官物の範疇の作品内に人物消失のトリックが描かれているのは当時斬新だったと思いますがトリックそのものは「あなたはこのトリックを見破れるか」という帯ほどの凄みはなかったです。
 個人的にはトリックとは関係なく読まされた作品で楽しめた覚えがあります。

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