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ミステリの祭典

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探偵の帰郷
私立探偵タナー

作家 スティーヴン・グリーンリーフ
出版日1985年08月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/11/19 17:39登録)
遺産である農場の処分のため、兄弟が住むアイオワ州の故郷に30年ぶりに帰ってきたジョン・タナー。
私立探偵タナーのハードボイルドは、プロット重視でロスマクの亜流という評価がついてまわるようですが、4作目の本書は自前の作品という感じがします。
文字どおり「探偵の帰郷もの」テーマらしく、甥の殺害事件を柱にしながら、自身の過去、肉親との関係などタナーの揺れ動く心情を絡めた内省的ハードボイルドで完成度は高いと思います。

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