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ミステリの祭典

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CSI:科学捜査班~コールド・バーン

作家 マックス・アラン・コリンズ
出版日2006年02月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 江守森江
(2010/05/13 15:21登録)
海外ドラマ・CSI:科学捜査班シリーズのノベライズ第3弾でオリジナル・ストーリー。
ドラマシリーズ同様な展開で、本来の舞台ラスベガスの全裸冷凍死体事件と出張先のニューヨークで雪に閉ざされた殺人の2つの事件を並行して描いている。
主人公であるグリッソムの信念「人間は嘘をつくが、証拠は嘘をつかない」をストーリーが体現しているので、基本的に物的証拠を集める捜査過程を楽しむシリーズで、残念ながらテンポ良いドラマの方が格段に面白い。
コード型本格の定番な雪で閉ざされた殺人ですら、限られた道具と人材で証拠集めして事件解決するのだから、本格ミステリでリアリティを追求し過ぎると面白くも何ともない代物が出来上がる事を如実に示している。
※ドラマ脚本をノベライズにしても上記の欠点は解消されないだろう。

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