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ミステリの祭典

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ツンドラの殺意
ロストニコフ主任捜査官

作家 スチュアート・カミンスキー
出版日1990年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/12/07 20:16登録)
モスクワ民警のロストニコフ主任捜査官シリーズ。
ゴルバチョフ時代のソ連を舞台にした警察小説で、一部モジュラー形式を採用していることから”ソ連の87分署シリーズ”とも称されたらしいが、主人公がエド・マクベインを読んでいるシーンはニヤリとさせられた。シリーズ第5作の本書から邦訳されたのは、MWA賞作品だからでしょうが、小品ながら本格ミステリとしても良く出来た作品ということもあるのでしょう。
シベリア流刑地の僻村、容疑者も限られている中で、意外な犯人とソ連ならではの意外な動機を用意しており、なかなかの佳作といえます。

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