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ミステリの祭典

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禁断の報酬
悪漢刑事

作家 安達瑶
出版日2009年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 江守森江
(2010/04/09 10:47登録)
図書館でシリーズ第三弾が紛失中な為、第四弾から先に読む羽目になった(第三弾の犯人が拘置所で登場には・・・・)
結構売れているのか?シリーズは主人公の佐脇が死ぬか刑事を辞めるまで延々と続く気配になってきた。
そうなると一般的受け狙いも出てエロな部分より悪漢な部分に力点が置かれる。
御都合主義で時効を絡める為に十四年前の事件が発端になる。
今回は、テーマが地方マスコミとパチンコ業界にヤクザの権力争いを絡めてドタバタする。
作品内でもVシネか二時間ドラマと登場人物が呟くし、ネタ的にも使い古しでミエミエな展開になってしまった。
こんな小説でも舞台のT県の描写から地方の疲弊が強く漂う。
警察小説も扱うネタに限界がある事を感じさせる作品になり残念でもある。

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