home

ミステリの祭典

login
フェニモア先生、宝に出くわす
町医者探偵フェニモア先生

作家 ロビン・ハサウェイ
出版日2003年07月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2014/09/03 15:27登録)
(ネテバレなしです) 2001年発表のフェニモア先生シリーズ第3作でこれまでの作品では1番分厚いボリュームですが、ミステリーとしては1番薄味になってしまったと思います。いくつか事件が起きますが、地上げ集団による嫌がらせ的な内容なのでミステリーの題材としては魅力に欠けます。推理による謎解きもほとんどなく本格派推理小説というよりスリラー小説に近い気がします。ドロシー・L・セイヤーズの「不自然な死」(1927年)のクリンプトン嬢を髣髴させるようなドイル夫人の奮闘ぶりやフェニモアの恋人ジェニファーの活躍など女性陣が元気です。

1レコード表示中です 書評