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ミステリの祭典

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ミステリーの愉しみ②密室遊戯
鮎川哲也・島田荘司責任編集

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日1992年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2010/04/01 21:40登録)
この巻は実質、鮎川哲也の責任編集で、密室を扱い埋もれかけた作品を集めた物。
《読者挑戦物短編の最高峰・高木彬光「妖婦の宿」は単独で書評しているので今回書評は除外》
流石に今となっては既読感のあるトリックや構成な作品が集まっている。
飛鳥高・天城一・仁木悦子・戸板康二は復刊されたりしている作家個別の作品集や全集で読む方が愉しい(この辺りは全てのアンソロジーが抱える問題かもしれない)
それでも、古き良き探偵小説時代の密室物短編は、このアンソロジーに鮎川哲也「赤い密室」を併せ読めば充分な気もする(私的に密室に飽きがある)
選者としての‘鮎川哲也’は埋もれかけた作品に対しての信頼度は高い(新人に関しては育てる意識が強すぎ信頼度は下がる)

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