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ミステリの祭典

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彩霧

作家 松本清張
出版日1964年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2010/04/01 15:01登録)
主人公の知念が友情のため、正義感に燃えて組織悪に立ち向かうというストーリーです。企業と人間の暗部がうまく描かれていて楽しく読めました。

主人公を除けば登場人物のほとんどが、横領、逃亡、強請りなどをやる悪人なので、悪漢小説的なところがあるし、銀行が舞台なので企業小説的なところもある。他の清張社会派作品とはちょっと雰囲気が違うような...でも、物語の発端からぐいぐいと引っ張ってくれる展開は、いかにも清張らしい。

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