home

ミステリの祭典

login
崖下の道

作家 飛鳥高
出版日1961年01月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 kanamori
(2010/04/25 17:22登録)
昭和の下町工場を舞台にした暗めのクライムミステリ。
兄の強盗殺人を疑う主人公の懊悩と、その親類で所轄の刑事の捜査を交互に描いていて文芸的な香りがします。が、本格ミステリの趣向がほとんど見られないのと、あまりにも救いようがない結末なので後味がよろしくないです。
古書的価値ほどの面白みは感じられませんでした。

1レコード表示中です 書評