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ミステリの祭典

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獣たちの熱い眠り

作家 勝目梓
出版日1978年12月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/03/22 22:13登録)
官能バイオレンスがミステリーの範疇に含まれるのか判断は微妙で、含まれるとするならSM小説の大家である団鬼六や千草忠夫の一部作品はミステリーになってしまう(複雑な心境)
暴力的なバイオレンスに主眼を置いた大藪春彦とは違い、官能的なバイオレンスに力点がある。
官能的バイオレンスとSMの違いは合意のもとに成立しているかどうかなのだが、小説ではどちらも強姦で違いは感じられないのが残念。
この作品を映画化した村川透監督が「土曜ワイド劇場」などで監督としてクレジットされていて驚いた。
脚本家「葉村彰子」名義の一員として書いた「江戸を斬るⅡ」での遠山桜を見せ付け‘ない’金さんが作者では一番秀逸だと思っている。

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