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ミステリの祭典

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死の報酬
私立探偵・佐久&久里十八所長

作家 結城昌治
出版日1966年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/03/18 22:26登録)
私立探偵・佐久&久里十八シリーズ長編第2作目の軽ハードボイルド。
脇役のひげの郷原部長やアルバイト秘書の加山春江も健在です。
失踪人探しの過程で、佐久が次々と死体の発見者となるのは、前作「死者に送る花束はない」同様、作者のこの手の作品の常道ですが、ある物質があらゆる関係者を結びつけるプロットはちょっと過剰ながら、まあよくできていると思いました。
今回は、持ち味のシニカルなユーモアを控えめにし、真木シリーズに通じる様な、シリアスでやるせない結末になっています。

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