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ミステリの祭典

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時そば
料理人季蔵捕物控

作家 和田はつ子
出版日2009年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2010/03/16 17:20登録)
隠れた量産作家で現代物(読んだら悪寒がはしるサイコ・ホラーが中心)から時代小説に移行している。
その時代小説が人情味に溢れ好評らしい。
さて、このシリーズだが捕物控らしく一応ミステリー仕立てになっている(偶々「落語」が題材なこの作品を読んだだけなのでシリーズ詳細は不明)
しかも、美味しい料理に人情を絡め事件を紐解くシリーズの特色に、今作のテーマの落語まで絡ませ楽しく読める。
各話のタイトルが、お馴染みな噺「目黒のさんま」「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」なのも嬉しい。
このテーマで書き続けられたら愛川晶の落語ミステリーの第一人者の座も危うかったかも。

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